最近こんな症状はありませんか?
・最近なんだか肩が凝る
・頭が痛い、腰が痛い
あるいは
・朝起きた時に奥歯が重い感じがする
・昔と比べて歯が磨り減った感じがする
・詰め物がよく取れる
・前歯に縦に割れているような線が見える
・昔と比べてエラが張ったような気がする
こんな症状をお持ちのあなた、もしかしたら意外な癖の影響かもしれません。
このまま放っておくとあなたの大切な歯を失ったり、慢性的に歯がしみるようになったり、
顎関節症になって口が開かなくなったりするかも。
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肩こり、頭痛、腰痛もそうですが
歯の違和感や痛みなどのトラブルがあると仕事に集中できませんよね。
この記事では歯ぎしり・食いしばり・噛みしめ癖と簡単なセルフチェック、予防法について紹介します。
少し意識するだけで辛い肩こり、頭痛、歯の痛みが軽減されるかもしれません。
歯のトラブルが減ると当たり前ですが歯医者へ行く機会も減りますよねそうすれば時間もお金も節約になりますよね。
※半年に一度は定期検診に行きましょうね。
歯ぎしり・食いしばり・噛みしめってなに?
食いしばりと噛みしめは大きく2つに分けれます。
夜間の歯ぎしりと噛みしめ
実は歯ぎしり、ほとんどの人がしているんです。
「私は歯ぎしりなんてしてない」
「家族にも指摘されたことない」
と思われるかもしれませんが
歯ぎしりにはいくつか種類があっていわゆるギリギリ音を立ててするものと音を立てずギュっと噛んでいるものなどがあります。
ギリギリと音を立てていると家族に指摘されるかもしれませんが噛んでいるだけだと人からはわかりません
脳からの指令で歯ぎしりをしてしまうので止めることは難しいですがストレスが原因のひとつと考えられています。
昼間の食いしばりや噛みしめ、歯を接触させる癖
・パソコンをよくする人(デスクワーク、ネットサーフィン)
・重いものを持つお仕事をしている人
・スマホの操作や家事など前かがみの姿勢になる環境にある人(主に主婦)
・テニスや登山などの瞬間的に力のかかるスポーツをする人
・手芸や絵描きなどの趣味を持つ人
このような人に噛みしめや食いしばりをしてしまっている人が多くいます。
歯を接触させる癖というのは日中歯列接触癖と呼ばれ
普段口を閉じていても上下の歯が当たっている(噛んでいる)癖のことをいいます
驚くべきことに上下の歯と歯が噛んでいる時間は1日でわずか20分
びっくりすると思いますが実は1日24時間のうち
上の歯と下の歯が当たっている時間(噛んでいる時間)は20分ほど と言われています。
通常、上下の歯と歯の間には1~3mmの隙間があります。
この上下の歯が当たっている(噛んでいる)時間が長ければ長いほど歯や歯を支えている骨にダメージがいくというわけです。
歯ぎしり・食いしばり・噛みしめ癖のリスクはたくさんある
この癖には大変多くのリスクがあります。
- 歯が割れる
- 歯がしみる
- 歯がすり減る
- 歯が欠ける
- 詰め物が取れやすくなる
- 噛むと痛みがでる
- 顎関節症になる(口が開かない、顎に痛みがでる)
- エラが張ってくる(顔の輪郭が変わる)
- 歯周病が悪化する
- 歯列の内側の骨がだんだんと出てくる(骨隆起)
- 肩こり、腰痛
- 頭痛、めまい
歯を失う原因に虫歯と歯周病があるというのは知っている人が多いと思いますが
実はこの癖による力で歯や骨が壊され、結果的に歯を失うことに繋がることを覚えておいてくださいね。
わかりやすい例
・歯が縦に真っ二つに割れ、抜歯するしかないと言われた
・歯石はきちんと取っているのに歯周病が進み、歯がグラグラして抜け落ちた
・前歯が突然大きく欠けて神経を取ることになった(歯の神経をとると歯の寿命は縮みます)
すでに歯が割れている人(特に奥歯)は特に要注意です。
初期の虫歯や経度の歯周病は比較的すぐに直せますが歯が縦に割れてしまうと
残り方にもよりますが抜歯の可能性がかなり高くなります。
あなたの大切な歯が割れてしまうとそれが歯を失うことに直結するんです。恐ろしいですね。
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あなたが食いしばりや噛みしめをしているか簡単チェック
まずこんな人は食いしばりや噛みしめをほぼ間違いなくしていると思っていいでしょう。
こんな症状ありませんか?
- 朝起きたとき奥歯に重い感じや違和感のある人
- 歯列の内側にボコっと骨が出ている人
- 頻繁に詰め物がとれたり、歯が割れたりするが原因不明と言われている人
次に自分では気づきにくい歯を接触させる癖の簡単自己チェックをしてみましょう。
歯を接触させる癖のチェック
step
1口を閉じて深呼吸。リラックスします
step
2そのとき、あなたの上の歯と下の歯は噛んでいるか隙間があるか確認
このチェックで上下の歯が噛んでいると(当たっていると)歯を接触させる癖があるといってもいいでしょう。
あなたはどうでしたか?
歯ぎしり・食いしばり・噛みしめ癖を予防、改善するには意識することとマウスピースをすることが重要
ココがポイント
1.歯を離す意識をする
まず自分が噛みしめや食いしばりをしていることを自覚して
とにかく噛まない!
歯を離す意識をしてください
食いしばりや噛みしめは無意識にやっているのでパソコンのモニターやキッチンの目に付くことろに
「歯を離す」「力を抜いてリラックス」と書いたふせんを貼るのがおすすめです。
ココがポイント
2.夜寝るときはマウスピースする
昼間起きている時は意識すれば歯を離すことができますが
寝ているときは意識できません。
なので噛む力を受け止めてくれるハードタイプのマウスピースをして眠ることが大切です
私や夫、父親もマウスピースをしていますが慣れれば意外と大丈夫ですよ。
この癖を治すのは正直に言って簡単ではありません。
特にお年を召している方やストレスが多い方は食いしばりや噛みしめの習慣ができているため
定期検診のたびに生活習慣を聞いて少しずつ意識してもらい、改善に向かう方が多いですね。
歯科医師によって考え方は違いますがあまりに症状がひどい場合は筋肉の緊張を和らげる薬が処方されたりします。
まとめ
一生自分の歯で食事をするために歯ぎしりや食いしばり、噛みしめは大敵です。
この記事を読んで一人でも多くの方に食いしばりや噛みしめについて興味を持ってもらえたら嬉しいです。
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